現在、定期的に某組織主催インボイス相談会の講師を務めています。
講師をはじめて1年、免税事業者の相談も数多く受けてきました。
多くの免税事業者が「経理が困難」「手出しが増えて生活に困る」「そもそも制度が不明」と登録を迷われている方が多いようです。
登録は必須ではない
インボイス登録は「業種」や「取引先の関係」によって判断が分かれることもあります。
・消費税の対象とならない売上のみの業種である
・売上の相手が個人消費者のみの業種である
・取引先との話し合いのうえ値引きで対応してもらう
など、登録することだけが選択肢ではありません。
あくまで登録は任意となります。
自社のケースごとに判断することが重要
正しい理解が適切な対応につながるものの、制度自体が複雑な気もします。
免税事業者にとって、売上の相手いかんで登録の要不要が左右される側面があるからです。
インボイス登録は強制ではないので、よく考えて対応を決めることが必要となります。
判断に迷ったら専門家に相談を
登録すべきかどうか、取引先との関係にどう対応するか、消費税の申告や納税にどのような変化があるかなど、不安や疑問を抱えている方も多いと思います。
インボイスは「登録するかしないか」だけでなく、その後の経営にも関わる大切な制度です。
登録によるメリット・デメリットを比較するためにも、一度専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。